下駄骨折

先日、階段で転倒し、足を捻ったという方が来院されました。

足を捻る・・いわゆる捻挫で思い浮かぶのは足首だと思いますが、この方は足首ではなく、足の甲の小趾側に痛みを認めており、レントゲン検査を行い、第5中足骨基部骨折と診断致しました。幸い転位もなく、ギブスでの保存療法となりました。

 

            

 

 

 

 

 

 

(日本骨折治療学会参照)

この骨折は、下駄をはいていて挫いたとき発生しやすかったため下駄履き骨折や下駄骨折と呼ばれていました。

 治療は、34週間のギプスシーネ固定で手術しないで外来通院によって治療できることが多いですが、骨折のズレがひどい場合は手術になることもあります。

 

 

足関節(足首)の骨折に比べると頻度は少ないですが、珍しい骨折ではありません。

前述のようにずれがある場合は手術が必要になりますので、足を捻ってしまった時は整形外科の受診をお勧めします。

 

 

 

神戸市中央区:元町、大倉山の整形外科   小沢医院 南 弘樹